ミニー・リパートン - ラヴィン・ユー

ミニー・リパートン(Minnie Riperton, 1947.11.8 - 1979.7.12)アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の歌手である。1971年にスティーヴィー・ワンダーのバックコーラスに抜擢され、1974年12月にスティーヴィーのプロデュースによるアルバム『パーフェクト・エンジェル』をリリースした。このアルバムからシングルカットされた「Lovin' You 」が、全米で大ヒットとなった。5オクターヴから5オクターブ半という広い声域を持ち、特に「Lovin' You」のサビで使われる超ハイトーンが有名である。
ラヴィン・ユー (Live 1975)


ソロ・アルバムの制作に入ると、スティーヴィー・ワンダーがまず2曲をプレゼントしてくれた。「テイク・ア・リトル・トリップ」という曲と、「パーフェクト・エンジェル」という曲だ。スティーヴィーは、彼女に「完璧な天使」と名付けたのである。 スタジオでの録音作業が続いた。フロリダ時代に、ミニーとリチャード夫妻はベイビーを庭先のハンモックに寝かせつけるときにかけていた一曲のデモテープがあった。ミニーの高音部分がよく通る明るいスロー・バラードだ。二人とも、気に入っていて、アルバムに収録しようとスタジオに行きその曲をレコーディングしてみた。しかし、何度レコーディングしても、どうしても、しっくりこない。庭で、子供たちに聴かせるときと、雰囲気が違うのだ。そして、二人は、はたと気がついた。スタジオでレコーディングしたこの曲には、庭先でこのデモ・テープをかけていたときに必ず聴こえていた小鳥のさえずりが入っていなかったのだ。そこで、彼らはこれに鳥のさえずりを加えて一曲を完成させた。こうして誕生したのが、「ラヴィン・ユー」である。(ミニー・リパートン~ハーフ・フルの人生~(「ソウル・サーチン R&Bの心を求めて」の中の1ページ)より)

音楽シーンに彗星の如く登場したパーフェクト・エンジェル、ミニー・リパートン。その驚異的な声域と、歌唱によって、彼女の名は瞬くに知れ渡った。その後はヒット曲のリリースが続いたが、1976年初頭に乳がんと診断され、その年の春に手術を行なった。一時快方に向かったが、1978年にはがんが転移していることが判明、1979年7月12日に死去した。31歳の若さであった。

永遠の詩/THE BEST OF MINNIE RIPERTON
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